シークレットガーデンGW号

まだ名前のない場所へ。


新月の夜、

わたしはそっと耳を澄ます。


風がささやく小さな秘密、

星たちが編んだ透明な道しるべ。

目には見えないけれど、たしかにそこにあるもの。


このページでは、

わたし達自身の旅路に寄り添うように

詩と、小さな物語を綴りました。


どうぞ、あなたの心にも、

ひとしずくの光と、やわらかな風が届きますように。



風の舟、光の地図〜双子座新月に向けて



夜のはじまり

ひとすじの風が わたしを呼ぶ


耳をすませば

まだ知らないわたしの声が

遠いどこかで ささやいている


手のひらに 見えない地図がそっと広がる

星座をなぞるように

言葉たちが、静かに光り始める


愛したものも、失くしたものも

すべてを抱いて

わたしは、わたし自身の航海に出る


ひとつ またひとつ

祈りのような言葉が

夜の海に溶けていく


軽やかな約束

やさしい勇気

まだ名もない夢


それらすべてを

小さな舟に乗せて


わたしは今、旅立つ


透明な風に押されながら

光の岸辺へと


新しいわたしが

この夜の向こうで待っている



双子座新月までの過ごし方

 

双子座の守護星である水星は、散らばった想いを結び直し、魂に響く言葉へと還してくれます。

そして、土星が5月25日に牡羊座へと移動します。

大きな節目でもある双子座の新月。

まだもう少し時間がありますよね。新月までの過ごし方を考えてみましょう。

「キーワード」は安らぎ、絶望感を手放す。

 

私たちは今、星の流れの中でも特に繊細な時間を歩んでいます。

魚座にいる土星が、約2年の滞在を終えて牡羊座へと向かう準備を始めるこの時。
それはまるで、深い海の底で得た魂の学びを胸に、新たな航海へと舵を切るような瞬間。

魚座の土星が教えてくれたことは、
「見えないものにこそ、真実が宿る」ということ。
誰にも見せなかった涙、孤独の中で祈った夜、
形にならなかった努力や、報われなかった想い。
そのすべてが、魂を磨き、静かに根を張っていたのです。

そして、今こそ問いかけの時です。
「わたしは、どんな未来に手を伸ばしたいのか?」

双子座新月へと向かうこの数週間は、
絶望感を手放し、安らぎの中で忍耐を知るというテーマが浮かび上がります。

 

焦らなくていい。
無理に動かなくてもいい。
静かに呼吸を感じ、心の奥に湧いてくる小さな希望に耳を澄ませてください。

忍耐とは、何もしないことではなく、
心の炎を絶やさぬよう静かに灯し続けること。
安らぎとは、逃げるための休息ではなく、
新しい始まりのための、神聖な準備。

そして、5月25日、土星が牡羊座へと移動します。
この瞬間から、私たちは内なる炎に導かれるように、
これまで溜めてきた力を世界へ向けて放つ時を迎えます。

だからこそ、この移行期を丁寧に、自分の本音と向き合いながら過ごしましょう。
双子座新月の風は、言葉、祈り、思考を軽やかに運び、
あなたの「決意」を未来へと結びつけてくれるでしょう。

どうか今、
心の奥にある微かな光を信じて。
それは、星々があなたの中に託した“意志”そのものなのです。